恋 ~REN~
「べっ別にお前の事好きとかそういうことじゃねぇーから誤解すんなよな!
前も言ったけど、何か自分でもわかんねーけどお前といると落ち着けるって言うか何て言うか。。
ほんと訳分かんないんだけどさ。お前といると楽なんだよな。気持ちが。」



私、今すごくうれしい。。


うれしすぎて言葉が出ない。。



「おいっ!人の話聞いてんのかよ。」



はっ? 自分の世界に入り込んでしまった。



「あー、ごめん。簾治がそう言ってくれるのはすごくうれしいよ?でも、やっぱりすぐには答えは出せないよ。ちょっと考えさせて。」



「うん。わかってる。誰だって突然こんなこと言われたら迷うよな。でも、いい返事期待してるから。」



どうしよう。。どうしたらいい??



私だって簾治の傍にずっといれたらすごくうれしいよ?



でも、これ以上簾治にはまるのが恐い気もするんだ。



「俺の話はそれだけだから。昨日寝てないんだし、今日はもう送ってくよ。」



「あっ、うん。」






私たちは店を出た。




車の中ではなぜか2人とも無言で…。



もちろん私はいまだに頭がパニくっていて何がなんだか…。














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