恋 ~REN~
「あの簾がそんな事言ったの~??信じられない。あの簾だよ??
でも、よかったじゃん。マネージャーになればいつでも簾と一緒にいれるし、景子ちゃんが言ってた話の真相がもしかしたら聞けるかもしれないじゃん♪」



あー、南海には簾治と沙希さんの話まだしてないんだった。


でもこの話は私が他の人にベラベラしゃべっちゃっていいのかなー。。


だめだよね。簾治の大切な思い出だもん。いくら南海だって教えられない。


ごめん!南海!!



「一緒にいれるのはうれしいけど…。私自信ないよ。私ドジだしさー。まして、芸能界なんて何にも知らないんだよ??」



「大丈夫だって!簾治がちゃんとフォローしてくれるって。まぁ、仕事的には結構忙しいし大変だけど、やりがいはある仕事だと思うよ。
あらしだって今の仕事に満足してないわけだし、新しい自分見つけてみれば??

それにそれに!あらしの良い所をもっと簾治にアピール出来るチャンスじゃん。あらしは変な所で前向きなのに恋に関してはすぐにブレーキ踏もうとするんだもん。」



ブレーキか。。そうかもしれない。私ってほんと臆病だなー。


「本当はね、、今せっかく簾治が私にいい印象持ってくれてんのに、ずっと一緒にいることで嫌われちゃうのが怖いんだ。そして、これ以上簾治にはまっちゃいそうで怖い。私どうなっちゃうんだろうって。」



「あーらーしー。そんな事気にしなくても大丈夫!あらしがすごくいい子ですごくかわいいのは私が1番良く知ってるよ?簾治があらしを嫌いになるわけない!!むしろ好きになっちゃうと思うなぁー。
親友の私が言ってるんだから自身持ちなさい!!」



南海にそう言われると、何だかほんとに大丈夫な気がしてくるな。



不思議だな。。



がんばって、みようかな。
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