恋 ~REN~
目の前の道路を見ると、あの高い外車がど~んっと停まっていて、その脇で携帯片手に簾治が笑顔でこちらを見つめていた。



その周りには、、、、ものすごい人だかりで、みんなキャーキャー言ってる。。


そりゃそうだよね。だってこんな所にあのRENがいるんだから。


普通の人はびっくりするよね。


この状況で、あの車に乗れるわけないっつうの~!!


ほんとにこの男は何を考えてるわけ??


「普通に考えてみてよ。この状況で私があんたの車にのれるわけないでしょっ!!
もう少し考えて行動してよね~。この先がおもいやられるわっ!!」



― ブチッ ―



あんのやろうー切りやがったな!!




「あらし~!!!!早く乗れよ!!!」



ちょっとちょっと何で叫んでんのよ~!勘弁してよ。。


簾治が叫んだせいで周りの女性陣はいっせいに私の方を向いた。。



うっ!気まずい…。視線が痛い。。



でも簾治はそんなのお構いなしで、私の方に近づいてきた。。









そして…







私に "キス" をした…。






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