恋 ~REN~

~秘密~

あれから2ヶ月がたった―



仕事にも何とか慣れてきた。



思っていたよりもすごく大変な仕事だった。甘かった…。



でもでも、毎日簾治と一緒にいれるからがんばれちゃうんだ♪




~♪~♪~♪~


簾治だっ!


「もしもし~おはよう。今下行くね。」





― ガチャッ ―



「おはよう簾治。」


「おはよ。今日も元気だな。それより、何で芸能人の俺がマネージャーを迎えに来なきゃいけないんだよ。まったく。」


「だって~ペーパードライバーなんだもんしょうがないじゃん。それに、こんな高級車ぶつけちゃったらシャレになんないでしょ。」


そう。私は簾治に毎朝迎えに来てもらってるのです。



「まぁ、お前の運転には乗りたくないけどなー。まだ死にたくないし。」



ひっどーい!!でも、納得かも。。



「それより、今日は雑誌の撮影とインタビューが午後4時まであって、その後は歌番組の収録が深夜まであるからね。
がんばってね。」



「ほーい。適当にがんばるけどさ、今日もあれ持って来てくれた??」



「うん♪ちゃーんと持ってきたよ。楽しみにしててね。」




"あれ"とは、手作りのお弁当。



私が毎朝作ってるんだ。
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