恋 ~REN~
「えっ?本当に??」



カメラマンさんがびっくりして聞き返す。



「冗談ですよ。冗談!彼女なんていませんよ。今は仕事が楽しくて仕方ないから。」



はぁ~ビックリした。。。心臓止まるかと思ったよ。


まったく~。


そんな、私の表情を見て簾治はニヤニヤ笑っていた。


くっそー。絶対面白がってる!





「なんだ~冗談か。本当だったらものすごいスクープだったのにな~。」



そんなの絶対絶対ダメなんだから。バレたら私は仕事クビになっちゃうし、それに、簾治とも別れなくちゃいけない。。それだけは絶対に嫌……。
簾治はそうなってもいいの?
簾治がわかんないよ。。。






「何泣きそうになってんの?」



いつの間にかカメラマンさんは席を外していた。



「別に……。」



「あーらーしー?どうした??」



「私達が付き合ってることがもしバレたら、別れなくちゃいけないんだよ?それなのに、あんな事言って。。信じられない。
簾治が何考えてるかわかんないよ。」



「俺は、別れないよ?」



えっ??





「俺は、もし2人の関係が世間にバレても絶対にあらしとは別れない。」


















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