恋 ~REN~
「お前と別れるくらいなら、芸能界なんてやめてやるよ。安心しろ。それに別に悪いことしてるわけじゃないんだし。いつバレたって俺は構わない。」



簾治……。






「簾治がそう言ってくれて私うれしいよ。でもね、私達社長と約束したじゃない。
裏切るわけにはいかないよね?
簾治だってわかってるはずだよ?あんなに良くしてくれてる社長や事務所の人達に迷惑かけるわけにはいかないでしょ。」




「ごめん。そうだよな。俺が悪かった。。ごめん。」




簾治?私すごくうれしかったよ?ありがとう。


そんな風に私の事思ってくれて。




「簾治?ありがとう。」




私達は、顔を見合わせて静かに笑った。




















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