恋 ~REN~
「「お疲れ様でした。」」

無事に一つ目の仕事が終った。




私達はゆっくりする暇もなく、次の収録スタジオに向かう為に車に乗り込んだ。




「撮影早めに終ったから、スタジオ着いたら少し休めるね。
簾治疲れたでしょ?大丈夫?」




「全然まだまだ余裕〜。それよりお前の方が疲れたーって顔してんぞ。」




うっ。確にそうかも。。


だめマネージャーだな。




「そうだ。次の収録に、今度の映画で相手役の子がゲストで出るみたいだね。話しによるとすごく可愛い子なんでしょ?」




「あー、北沢可憐(きたざわかれん)とかいう新人だろ?そういえば、お前はまだ顔合わせた事なかったよな。
俺は映画の話が決まった時に顔合わせしたから見たけど。

別に普通だったぞ?」




「そうなのー?南海が、すごくかわいい子だってこの前言ってたからさー。」




「何何?あらし、もしかして心配なのー?
あっ。ヤキモチ妬いてるんだ。
かわいいねぇ〜。」




「別にヤキモチ何て妬くわけないじゃん。ばっかじゃないの。」




うそだよ。ほんとはすごく心配ですごくヤキモチ妬いてる。



でもくやしいから本当の事は教えないんだから。
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