最低最悪男子はあたしです
Ⅰ
次の日学校に行けば、朝から…
「紫音、話したいことがあるの…」
神妙な顔をしてあたしに話しかけるのは、勿論のこと女子だ
ああ、振られるんだろうなー…、なんて気楽なことを考える
確か彼女は今の2番の彼女だ
あ、別に好きか嫌いかとかじゃなくて、只突きあった順番が2番目なだけ
女に興味はないからね
彼女の名前はなんだっけ…?なんて思いながら彼女の後をついて行く
女は負のオーラを発しているのに対して
あたしはお気楽オーラ
色に例えるならば、青とオレンジ
今から女は振り、男は振られるのに、そのオーラの差が激しすぎて自分でも笑ってしまう
そして着いたのは裏庭