最低最悪男子はあたしです





「無理」



あたしは槐にこう返した



否、こう返すしかなかったのかもしれない



槐のためにも…



「はー?なんでだよー!!」



と、あたしが女であることを知らないため、槐は嘆いている



だけどあたしが女だってわかったら…


あなたはそんな反応ができるの…?


















そこであたしは気づく…




ああ、半分は恐怖だ、と



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