最低最悪男子はあたしです
ついついなんだこいつ?と言った視線を向けてしまったが、なぜか幸せオーラを放っている彼女にはわからなかったようだった
ホント、幸せすぎるなこいつ
「あたしの白馬に乗った王子様は~」
と言って一旦彼女はあたしの方を向いた
「やっぱり紫音君しかいないかなぁ」
舌を出してエヘ、言っちゃったなんて言っている
テヘぺろって感じだ
それよりも、だ
「俺は牧場主じゃねぇ」
あたしは小さく呟いた