最低最悪男子はあたしです
Ⅲ
「しーーーおーん!」
後ろから聞えてきた声に、ゆっくりと振り返る
そこおにはやっぱり、というか…
元気にピョコピョコ跳ねている槐の姿
「………」
ついつい真顔+無口になってしまうのはしょうがないと思う
だって高校生の男子(かなりイケメンの部類に入る)がピョコピョコ跳ねてるって…
「ちょっ、その白けた目線止めてほしいんだけど!」
今度は本気で焦り始める槐を見て、ついついため息が漏れた
もう少し落ち着いて行動できないのだろうか…
これじゃ思いっきりバカキャラになり下がってしまいそうだ