なんだ、君がいた。
鏡の向こう側






家に帰ると、知らない男の子がいた。


どうやら着替えてるようで、上半身裸。


ズボンに手をかける。


や、やばい…!


「やめてー!」


そう叫ぶと、男の子はビックリしたようにこちらを見る。


いや、ビックリしてるのはこっちもです。


ていうか、誰?誰?


なんでここにいるの?


いや、実際にいるわけじゃない。


写っているのだ。


鏡に。





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