なんだ、君がいた。






次の日の朝。


起きてすぐに、鏡を見る。


普通の鏡。


「なんで…?」


そっと触れてみる。


冷たい。


と思ってたら、急に鏡が変化する。


「え?え?」


そして、目の前に写ったのは奏太だった。


「………」


「………」


あまりの近さに言葉が出ない。


それどころか、顔が熱くなるばかり。


「う、わあああ!」


私は後ろに倒れた。


もう一度起きあがると、奏太は紙を出す。





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