なんだ、君がいた。





何をしてんだか。


「俺、帰るよ」


「もうちょっと安静にしないと…」


「大丈夫!だいじょぶだから!」


「だめ」


顔を赤くして必死にお願いされると、嫌って言いたくなる。


ソウちゃん、S心をくすぐらせるのうまいわ…!


「冷やすもの持ってくるから、休んでて!」


そう言って部屋を出る。


確かに、密室に男女二人きりなのは怪しいかな。


でも、しょうがないよね、うん。





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