たらし男の世話係!?
女の子連れ込むのは勝手だけどさ…
もう少し私に気を使って欲しいんだけどなあ
「すごい起こしづらいじゃんっ」
どうしようと考えてる間に6:05になってしまった。
「あーもうっ!めーぐっ!おーきーてー!!」
「……ん、芽依かよ…起こすならもうちょい優しく起こせ」
「人に頼んどいてその言い種するっ?!」
起こさなきゃよかった!!
最悪っ!
「うるさ…何よ…ってこの子誰よ、巡」
「あ…」
今の私の声で巡の隣に寝ていた女の子が起きてしまった。
巡に話しかけているようだが、目線は私に向けられている。
そんな睨まなくても…お嬢さん…
「あー、俺の世話係だから気にすんな」
「世話係…?巡、あんた浮気してるんじゃないの!」
「いや、俺お前と付き合ってないから。浮気とか関係なくね?」
ちょっとこのバカ!!!
火に油注いでどうすんのよっ
「…………はあっ!?あんた最ッッッ低!!!!!!!」
バチンッ
バタバタバタンッ!
………案の定、女の子は怒って帰ってしまった。