チョコレートな恋

出会い




「あ!流架、またおんなじクラスだよ!」

親友こと友里が弾んだ声をだす。

「ほんとだー」

それに私はしれっと答える。
いつものことだ。

「見て!陽くんもいるっ!ラッキーッ」

は?陽って

「・・・・・・・・誰?」



私は昔から流行とかに疎い性格だ。

興味ないし、自分らしくしてればいいじゃないか。


でも自分らしくって何なのかな。

"自分"って何なのかな。


ドンッ

「痛っ」

誰かがぶつかってきた。
転けたし最悪。何処のどいつだ。


「ごめんね。大丈夫?」

なんだこのキラキラ王子様オーラは。

手を差し伸べられた。
あいにく知らない人の手を握る気はない。

「自分で立てま「「きゃーー!!」」
耳を劈くような歓声だ。

どうやらこの歓声は手を差し伸べてきたこいつにむけられているらしい。


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