あなたに見守られながら・・・
その時、「詩音ちゃん!」と声がした。
そこには木崎の姿が・・・
木崎のその声に、詩音の体はビクッと反応する。ぶるぶる体が震える詩音。
俺は、もっと強く詩音を抱きしめる。
大丈夫だから・・・俺がいるから・・・
詩音、安心しろ・・・
俺の腕の中から離れない詩音に、木崎が謝る。
その木崎に、俺は、
「木崎!俺、言ったよな?詩音のこと泣かせたら許さないって!お前、何やってんだよ!!何でだよ!何で、他の女と遊びに行くとか・・・なんで詩音が悲しむようなこと平気で出来んだよ!」
と怒鳴った。
何も言わない木崎。
「もうお前に詩音は渡さない!」