あなたに見守られながら・・・
「いっくん、ありがとう。遅くなっちゃってごめんね・・・さ、帰ろう!」
「おう!あ、そうだ!帰りにアイス食って帰ろうぜ!いつものアイスが、クリスマスバージョンになってるらしいし!今日は俺の奢りだぞ!」
涙でぐちゃぐちゃな顔のあたしに、そのことには触れずにそう言って明るく振舞ってくれたいっくん。
いっくんの優しさに涙を拭ったあたし。
「うん!仕方ないなぁ!彼女がいなくて寂しいいっくんのために、あたしがアイス付き合ってあげるよ!寂しいもの同志アイス食べて元気になろ(笑)」
そう言ったあたしに、
「俺は、そんなに寂しくない!詩音に付き合ってるだけ~!」
と、舌を出して言ういっくんの優しさが、本当に嬉しかった・・・
いっくんがいて・・・あたし、良かったよ・・・