あなたに見守られながら・・・
「やべぇ・・・」
いっくんはそう言って口を手で押さえた。
「・・・・・・?」
何がヤバイんだろうと、不思議に思っていっくんを見ると、目が合ったいっくんは、
「せっかくだから、どっか行くか!俺も暇だし♪詩音、どっか行きたいとこないか?」
と聞いてきた。
「ホント?!どっか連れてってくれるの?あたし・・・ディズニーランド行きたい!ダメ・・・かな?」
と、いっくんの様子を伺ってみると・・・
「いいのか?ディズニーランドで・・・俺と一緒で・・・」
と遠慮しながら聞いてきたいっくん。
「うん!あたし、普通にディズニーランド行きたいし!でも、いっくんこそ、あたしとでいいの?やっぱそういうとこは、彼女出来た時に行きたいよね?ごめん・・・あたし、どこでもいいよ!」
そう言ったあたしの頭をポンポンしながら
「ううん、いいよ・・・詩音、ディズニーランド一緒に行こうぜ!今すぐ出れるだろ?」
と、優しい顔のいっくん。
「うん!じゃあ、バッグ取ってくる!」