あなたに見守られながら・・・
閉園までクリスマスを楽しんで、家に帰ってきた俺たち。
「今日はありがとう!すっごく楽しかったよ!ごめんね・・・あたしを元気付けようとしてくれたんだよね?あたし、もう、大丈夫だから・・・いっぱいいっくんに甘えてごめんね・・・」
そう言う詩音が愛おしくて・・・
「バカヤロー・・・我慢してたのに・・・」
そう言って、俺は詩音を抱きしめてしまった・・・
「詩音・・・好きだ・・・俺、ガキの頃からずっと詩音のことが・・・なぁ、俺じゃダメか?詩音・・・」
とうとう言っちまった・・・今までずっと我慢してきたのに、詩音の辛そうな顔を見てたら、俺が詩音を幸せにしてやりたいと、心からそう思ったんだ。