あなたに見守られながら・・・
「ふ~ん・・・藤島くんっていうんだ。あたしは川島優梨。イチローと詩音とは、中学からの付き合いなんだ。あ、この子が詩音ね!」
って隣のちっこい女を見る川島。
「あっ、あたし紫藤詩音。」
背の高い俺を見上げて言う。
首・・・痛くないか?
それにしても、にっこり笑うその笑顔もかわいい!
「優梨とは中学からの付き合いなんだけど、いっくんとは、幼稚園の頃からのくされ縁。よろしくね!藤島くん♪」
くされ縁ってことは、幼なじみか・・・
付き合ってるとかじゃないんだな・・・
「そういや、サッカー部のマネージャーするとか言ってたけど・・・」
「あ、あれね!あたしとイチローで説得して、見事、詩音をブラバンにGETしました~!!」と言う川島。
「詩音のフルート、めちゃめちゃ優しい音すんだよ!あれをやめるなんて、もったいねぇしな!」
「へへっ//」
と笑う紫藤。
へぇ・・・そんなフルート上手いんだ・・・