あなたに見守られながら・・・

「先生~、ケガ人で~す・・・って・・・いないのか・・・」

保健室の椅子にあたしを座らせて、消毒の準備をする藤島くん。

「ちょっとしみるけど我慢な・・・」

「いたっ・・・」

「我慢、我慢!」

椅子に座るあたしの膝を持ち、傷に消毒液をかける藤島くん。
藤島くんに持たれている膝から、藤島くんの熱が伝わる。

・・・・・・///

恥ずかしくて俯くあたしを「大丈夫か?」と見上げる藤島くん。

どうしよう・・・あたし、絶対顔真っ赤だ・・・

真っ赤な顔のあたしと目が合った藤島くんの顔も真っ赤だった。

あぁ、どうしよう・・・
あたし・・・藤島くんのこと・・・
やっぱり好きかもしれない・・・
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