あなたに見守られながら・・・

「はい、終わり!」

「あ、ありがとう・・・藤島くん。」

「お~、別にこれぐらいどってことねぇよ。それよりもさぁ、お前、前にも言ったけど、もう少し自覚した方がいんじゃねぇ?」

「自覚って、何を?」

首を傾げて言うあたしに、藤島くんは言った。

「はぁ・・・やっぱりわかっていなさ過ぎ・・・お前さ、かわいいんだから・・・自分がモテてること自覚しないと・・・イチローがかわいそ過ぎる。お前のことが心配でしかたねぇんだろ・・・」

かわいいって・・・言われた?藤島くんに、かわいいって・・・
う、嬉しい・・・
ダメ・・・あたし・・・やっぱり・・・



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