あなたに見守られながら・・・

その時、優梨が泣きながらあたし達の所に来た。

「えっ?!どうしたの?優梨?」

「あのね・・・藤島・・・修学旅行の自由行動の時、クラスの女の子と一緒に回る約束したんだって・・・あたし、藤島と回るって普通に思ってたのに・・・あたし、藤島が何考えてるかわかんないよ・・・」

そう言ってあたしの隣で泣く優梨。

「優梨・・・大丈夫だよ!きっと藤島くん、無理に約束させられたんじゃないの?ねぇ、もう1回ちゃんと話した方がいいよ?」

「ダメ・・・もう無理・・・」
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