あなたに見守られながら・・・
俺はサイテーなやつだ。
紫藤をそばで見てるのが辛くて、俺は黒木を利用することを考えた。
修学旅行も、川島を避けるように、行動のほとんどを黒木と過ごした。
そして、修学旅行から帰ってすぐに、川島を呼び出した。
久しぶりに川島と話すような気がする。
涙目になりながら俺の前に立つ川島。
「別れよう・・・好きなやつが出来たんだ・・・」
川島は、俺が好きになったのが黒木だと思ってるけど、俺が好きなのは黒木じゃない。紫藤なんだ。
でも、この気持ちは、絶対誰にも知られちゃいけないんだ。