あなたに見守られながら・・・
そんなある日・・・
いつもと同じように3人で帰ろうとしてたら、前から黒いロングヘアの女の子がツカツカとあたし達の前にやってきた。
うわ・・・黒木さんだ・・・
隣を見ると、優梨もすごい嫌悪感を表してる・・・
「ちょっと!あんたでしょ!あたしから克樹くんを盗ろうとしてるのは!!」
ものすごい剣幕であたしを睨みつける黒木さん・・・
黙って俯くあたしに黒木さんは、
「絶対に別れないから!!あんたなんかより、あたしの方が克樹くんとお似合いなんだから!!あんたなんて・・・」
「やめろ!!」
黒木さんの言葉を遮ったのは、あたしの大好きな人の声・・・
「こいつは関係ない!こいつは悪くない!俺が勝手にこいつを好きになっただけなんだ!!」