あなたに見守られながら・・・
藤島side
次の日、休み時間にイチローと川島が俺の所へ来て、川島がとんでもないことを言い出した。
「詩音、また告られるみたいだよ。」
何!?
川島の話によると、詩音と川島のクラスの大野が、詩音に部活が終わったら屋上へ来てほしいと言ったそうだ。
それをOKしたらしい詩音。
はぁ・・・またかよ・・・
肩をガックリ落とす俺を見て、イチローが笑いながら言った。
「まあ、お前も頑張れよ!俺も詩音と付き合ってる時は、常にそういう心配してたんだから(笑)」
はぁ・・・ホント・・・何なんだよ・・・