あなたに見守られながら・・・

「やっと言った・・・」

俺は2人の側に行き、詩音を大野から引き剥がすと、詩音を後ろから抱きしめた。

「ごめん。こいつ、俺のだから。」

俺のその言葉に、黒木と付き合ってたんじゃなかったのかと聞く大野。
黒木と聞いて、ピクッと反応する詩音を、俺はさらに強く抱きしめた。

今は詩音と付き合ってると言う俺に、先のことはわからない、詩音が自分のことを好きになる可能性もあるとか言う大野。

何だよこいつ!諦め悪いな!

そう思った俺は、大野にハッキリと言った。

「ないな・・・詩音と俺は、ずっと前からこうなる運命だったし・・・俺の詩音に手ぇ出させねぇ!悪いけど、諦めてくれな!」


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