あなたに見守られながら・・・

その後は、他愛ない話をして楽しく過ごした。
木崎くんと話してると、ホント楽しい。



帰り、木崎くんは、いつものようにあたしを自転車に乗せて、いつもの駅まで送ってくれた。そして
「家まで送る」
と一緒に電車に乗って、あたしを家まで送ってくれた。

別れ際、「送ってくれてありがとう」と言うあたしに、
「詩音ちゃんかわいいから、心配なだけ。俺、詩音ちゃん好きだから・・・」
って、真っ赤な顔の木崎くんは、手を振りながら帰って行った。



あたし・・・木崎くんが・・・好き・・・?
藤島くんのこと・・・忘れられる・・・?

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