あなたに見守られながら・・・
その後、いつものように駅まで木崎くんの後ろに乗るあたし。
木崎くんの腰に回す手に力が入ってしまって・・・
いつもよりピッタリくっついたあたしの体・・・
あたし・・・木崎くんが好き・・・
そう思いながら木崎くんに後ろから抱きついてるあたしに、木崎くんの顔が尋常じゃないくらい真っ赤になってるのは見えなかった。
「もう、コウちゃんも詩音ちゃんも、いつもよりも俺がいること忘れてるでしょ!」
ごめんね・・・高木くん・・・今のあたしには、木崎くんしか見えてないの・・・