あなたに見守られながら・・・
いっくんとアイスを食べに行って家に向かっていたら、近くの公園の前に木崎くんが立っていた。
「・・・木崎くん・・・」
木崎くん、どうしたんだろう・・・口から血が出てる・・・
「あっ、詩音ちゃん!俺、詩音ちゃんに・・・」
「何しに来たんだよ!!今詩音をお前に会わせたくねぇんだよ!」
そう言っていっくんは自転車から飛び降り、私と木崎くんの間に立った。
いっくん・・・?
しばらく睨み合ういっくんと木崎くん。あたしはいっくんの後ろに隠れることしか出来なかった。