Story **
「でででで出来た!」
拳をつくって高く突き上げる。
あ、さっきのは妄想。
今、漫画を描いてるの。
そのストーリーを描いてたところ。
「へえ、どれどれ」
ピラッと出来たばかりの原稿を横取りする親友の白百合 美穂。
長い黒髪に緩くパーマが掛けてあって、顔立ちは美人。
わたしの高校には美穂のファンもいて、ファンクラブもあるんだ。
美穂を自慢しながら、様子をちらりと見てみる。
‥‥‥‥、真面目な顔。
そう思ってるといきなり顔を上げてわたしを見てくる。
「ねえ、これさ」
無表情で言う美穂。
なんか、ドキドキする。
「蘭らしくて面白いね」
ふわっと笑って原稿を返す美穂。
拳をつくって高く突き上げる。
あ、さっきのは妄想。
今、漫画を描いてるの。
そのストーリーを描いてたところ。
「へえ、どれどれ」
ピラッと出来たばかりの原稿を横取りする親友の白百合 美穂。
長い黒髪に緩くパーマが掛けてあって、顔立ちは美人。
わたしの高校には美穂のファンもいて、ファンクラブもあるんだ。
美穂を自慢しながら、様子をちらりと見てみる。
‥‥‥‥、真面目な顔。
そう思ってるといきなり顔を上げてわたしを見てくる。
「ねえ、これさ」
無表情で言う美穂。
なんか、ドキドキする。
「蘭らしくて面白いね」
ふわっと笑って原稿を返す美穂。