Story **
で、男の奏は、こんな人と出会いたいなあ。っていう理想像。



性格から何から何までもが完璧な、人。



わたしの理想にぴったりの人が出来上がったと思う。



本当にこんな人と出会えたらいいのにな‥‥。



考えても意味のないことを考える。



なんていうんだろう。



探しても、探しても、見つからないから、



「漫画にしました」的な。



ただ、ただ、それだけの理由で書き始めた漫画。



すぐ飽きるなあ。って思っていたのにもう、書き始めて一ヵ月半。



意外と続いている。



本当にやりたいことが見つかるって、こんなに気持ちの良いものなんだね。



小さく笑みを浮かべてそう実感する。



『あと、少しなんだから‥‥ね?』



いつの間にか、蘭が目の前にいて頭を撫でてくれている。



隣で奏が蘭を見守っている。



いいな。


わたしも、いつか‥‥、



わたしは、すうっと大きく深呼吸して、2人の方を見ると



『それくらい、分かってる』



満面の笑みを浮かべてそう言ってたのです。
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