お医者さんのあなたへの誓い【前編】
そして数日後のある日。
あっ!
「はい。消しゴム落ちてるよ(^^)」
「んっ。サンキュー。」
その子の名前は野澤一輝(ノザワイツキ)。
一輝は今まであまりしゃべったことはなかった。
「あっ。ちょうどいいや。ちょっとさーあれ貸してくんない?あのー…」
「名前ペン?」
「あっ!そうそう。でもなんでわかった?」
「えっだって今教科書に名前書けって言われたからそうかな~と思ってさ。はいどーぞ。」
「ありがと。」