僕はノラ!〜あの人に〜

少し言い過ぎたかな…と思いながら夜道を歩く…


気が付くと…いつもの公園に着いていた


   「ハァ〜」



ノラは溜め息を吐き…

ブランコに腰を掛ける…

いつもと違う角度から見る公園


「人間には…こう見えてたんだ…
なんか…変な感じだな…」


僕はフフッと笑い…夜空を見上げた。

空には一面に広がる星…

僕は目を閉じて願った。



「オバサンの病気が治りますように…」


目を開くと僕を不思議そうに見つめる野良犬…


「やっぱ解るの?

ちょっと色々あってね…

また話すよ」


そう言うと野良犬は去っていった…


僕は自分の頬をパンパン!と二回叩き…


「なんとかしなきゃ!

    時間がない…」


ノラは自分なりに気合いを入れていた…


その時…




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