僕はノラ!〜あの人に〜
「ある日を境にメグが変わったの…
私は子供が出来たから!
ずっとそう思ってたわ…
でも違った
あの日の事はよく覚えてる…
めずらしく大雨が降ってたから…
メグがビショ濡れになって帰ってきたの…
いつもなら何も言わずに二階に上がるのに…
私たちの前に立ってね…
『私のお腹には赤ちゃんがいる。絶対産むから!』
って言ってニコッて笑ったの…
私もあの人も…言葉が無かったわ
それからはいつもの…
ううん…いつも以上のメグになったの…
だから私は…応援した…
あの人は大反対したけどね…
でも後悔はしてないの…
私が後悔したらメグが悲しむから…
それでね…去年出産…
覚悟はしてた…先生からも年が年だからって何回も止められたから…
でもメグは貫いたの…
立派だったよ…親馬鹿かもしれないけど…
それでね…光が無事に産まれたの。」