僕はノラ!〜あの人に〜
「どうゆう事?」
オバサンの顔が険しくなる
「オバサンが手術を受けないなら…僕は戻らない」
何を言ってるんだ僕は…
これじゃあ単なる脅迫だ…
でも…
これ以外…僕には方法が見当たらない。
オバサン…お願いだ
解ってください…
オバサンは数分黙り込み…
「わかった。
手術を受ける。
その代わり絶対…公園に戻るって約束して」
僕は大きく首を縦に振り…
笑顔で答えた
「そろそろ行きなさい…」
ノラはオバサンを見つめ…
約束だよ!と言い残し…
病室を後にした。
オバサンは立ち上がり窓際から外を覗き込む…
そこには嬉しそうに走り回るノラの姿があった
「ノラ…ありがとね。」