僕はノラ!〜あの人に〜
再会。
それから十年の月日が流れ…
オバサンの墓の横に新たな墓が作られた…
そこには…
【ノラ】
と書かれた木が刺されていた…
毎年のようにスーツに身を包んだ先生が訪れ…
オバサンの墓を綺麗にしてくれる…
「今年から…ノラの分もか…
めんどくさいなぁ…」
墓を見つめ…先生はクスッと笑う
「ノラ…
オバサンに会えたか?
これからはズット一緒なんだから…
今までの分、たくさん甘えろよ…」
先生はノラと書かれた木にチョンッとデコピンをして笑った…
「フフッ
僕がそっちに行ったとき…
怒られるかな…?」