リズ×神子2-お前がそう望むのであれば-
愛し合う螺旋
「……んっ……ふっ…。」
組み敷く下で、望美が甘く小さな声をあげる。
それは声をかみ殺した中で、かすかに漏れた音。
余程恥ずかしいのか、望美は追い詰めない限り、声を出そうとはしない。
目に涙を浮かべながらも、体は容易に反応しながらも、その甘い声だけは、押し殺す。
「んん……、ぁ……はっ……。」
それでも、与えられる愛撫に、限界が近いのか、望美の声が耳に届き始める。
鼻から抜ける微かな音に、ゾクリと背筋に快楽が走った。
≪愛し合う螺旋≫
触れる肌へ、執拗に唇を這わせると、敏感な体は簡単に跳ね上がる。
「……望美。」
その名を呼べば、荒い息を吐き出したまま、ゆっくりとその瞼が開かれ、翡翠の瞳が淡く揺れるのが見えた。
「名を、呼んで欲しい。」
一言、言えば、望美は私の言うままに、口を微かに開く。
その瞬間。
望美の一番感じる場所に、ゆっくりと指を差し入れた。
「――…あっ!…んぁ…っぁ……!」
開いた口から、一斉に甘い喘ぎが零れ始め、一度、あげてしまった声は留まることを知らない。
「せっ、……ぁ…んせぇ……あぁ……っ!」
それでも、名を呼ぼうとしながら、力の入らないのだろう腕を、首へ絡めてくる。
その愛おしい仕草に煽られて、甘い声のいずる先に、私は深く口付けた。
何度、望美の体を抱いただろう。
初めて望美の体に触れてからというもの、ついこの間まで自戒していたのが嘘のように、私は簡単に望美に溺れた。
まるで、餓えた獣のように、私は何度も何度も、望美を抱く。
だが、抱けば抱くほど、何故か、己の体がどんどんと餓えていく気がして、余計に私は望美を求めた。
望美は、そんな私をいつも断ることなく、受け止める。
「ふっ……あっ――…ぁ…っぁん……。」
花色の髪を大きく振り、かすかに体を震わせながら、快楽に身悶える望美に、私は小さく囁く。
「――…望美。お前、だけなのだ……。」
そう、望美だけだ。
こんなにも愛おしくて、これほどまでに、私を失わせる存在は。
我を忘れてしまうほど、望美が愛おしくて、愛らしくて、私を獣に変えていく。
組み敷く下で、望美が甘く小さな声をあげる。
それは声をかみ殺した中で、かすかに漏れた音。
余程恥ずかしいのか、望美は追い詰めない限り、声を出そうとはしない。
目に涙を浮かべながらも、体は容易に反応しながらも、その甘い声だけは、押し殺す。
「んん……、ぁ……はっ……。」
それでも、与えられる愛撫に、限界が近いのか、望美の声が耳に届き始める。
鼻から抜ける微かな音に、ゾクリと背筋に快楽が走った。
≪愛し合う螺旋≫
触れる肌へ、執拗に唇を這わせると、敏感な体は簡単に跳ね上がる。
「……望美。」
その名を呼べば、荒い息を吐き出したまま、ゆっくりとその瞼が開かれ、翡翠の瞳が淡く揺れるのが見えた。
「名を、呼んで欲しい。」
一言、言えば、望美は私の言うままに、口を微かに開く。
その瞬間。
望美の一番感じる場所に、ゆっくりと指を差し入れた。
「――…あっ!…んぁ…っぁ……!」
開いた口から、一斉に甘い喘ぎが零れ始め、一度、あげてしまった声は留まることを知らない。
「せっ、……ぁ…んせぇ……あぁ……っ!」
それでも、名を呼ぼうとしながら、力の入らないのだろう腕を、首へ絡めてくる。
その愛おしい仕草に煽られて、甘い声のいずる先に、私は深く口付けた。
何度、望美の体を抱いただろう。
初めて望美の体に触れてからというもの、ついこの間まで自戒していたのが嘘のように、私は簡単に望美に溺れた。
まるで、餓えた獣のように、私は何度も何度も、望美を抱く。
だが、抱けば抱くほど、何故か、己の体がどんどんと餓えていく気がして、余計に私は望美を求めた。
望美は、そんな私をいつも断ることなく、受け止める。
「ふっ……あっ――…ぁ…っぁん……。」
花色の髪を大きく振り、かすかに体を震わせながら、快楽に身悶える望美に、私は小さく囁く。
「――…望美。お前、だけなのだ……。」
そう、望美だけだ。
こんなにも愛おしくて、これほどまでに、私を失わせる存在は。
我を忘れてしまうほど、望美が愛おしくて、愛らしくて、私を獣に変えていく。