Boys Kissシリーズ・『アイドルとのキス』
「何で俺なんだ? 俺は別に面白い人間じゃないぞ?」
自分でも分かるほど、ツマラナイ人間だ。
勉強や運動も、出来たら良いという周囲の言葉から頑張っただけ。
生徒会入りも、親戚から入っておいた方が後の進路に良いと言われたからだ。
そもそも会長職なんて、ほとんど大きな雑用係と言ってもおかしくない。
ウチの高校は生徒任せにしている部分が大きい為、その分、生徒会の仕事は半端無い。
本当に忙しい時は、生徒会室に役員達は寝泊まりする程だ。
それを淡々とこなせるのも、他にやることがないから。
特に取り柄と言えるものもない。
友達はいるが、親友や恋人も存在しない。
だから生徒会に打ち込める。
…そんな俺を、好きになる人間の気持ちが分からない。
「あっ、それはね。何でも一生懸命だから」
しかし彼の口から出た言葉は、理解ができない。
「どこが?」
自分でも分かるほど、ツマラナイ人間だ。
勉強や運動も、出来たら良いという周囲の言葉から頑張っただけ。
生徒会入りも、親戚から入っておいた方が後の進路に良いと言われたからだ。
そもそも会長職なんて、ほとんど大きな雑用係と言ってもおかしくない。
ウチの高校は生徒任せにしている部分が大きい為、その分、生徒会の仕事は半端無い。
本当に忙しい時は、生徒会室に役員達は寝泊まりする程だ。
それを淡々とこなせるのも、他にやることがないから。
特に取り柄と言えるものもない。
友達はいるが、親友や恋人も存在しない。
だから生徒会に打ち込める。
…そんな俺を、好きになる人間の気持ちが分からない。
「あっ、それはね。何でも一生懸命だから」
しかし彼の口から出た言葉は、理解ができない。
「どこが?」