◇彩色パズル◇
それに、山本さんは、・・・モテるのだ。
ものすごく。


阿達君と、付き合っているように・・・



見えるけど!!見えるけどさ!!


だけど・・、本当に付き合ってるのかな・・?






―朝。

いつもどおりに私は登校する。


あ、しーちゃんだ!

「しーちゃー・・・・」

ん・・・・。


あ。か、彼氏と一緒だ!!!~♪楽しそうでけっこうけっこう♪


しーちゃんはラブラブしていたので、空気を読んで、声をかけずに私はそのまま一直線に校舎へ向かった。


「あ、安藤さんだぁ!」

後ろから声が聞こえてきた。

「?!」

すぐ後ろにいたのは山本さんだった。

うぉぉ・・Uuってか・・なぜにそんな笑顔なんだ?!

「おはよ♪」
そして笑顔で挨拶。

「お、おはよぉ・・」

昨日の衝撃的事実を聞いてしまった私は、会わす顔がない。


だから少しそっぽを向きながら挨拶をした。

「一緒に教室行こっ♪」

「ぇ・・あ、ちょっと!!」

腕をつかまれたまま、山本さんは歩き出した。


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