◇彩色パズル◇
偶然にも、その人と同じクラスで、同じ部屋にあの人がいたことに驚いた自分。

だけど・・・


「竜!」

教室に入ってきたのは美人な女の子。。。


「!!?」

クラスのみんなも驚いてる。。。


「あ。」

竜と呼ばれた男子、つまり朝自分が会ったあの人の元へ、その女の子は駆け寄る。


「あ。 じゃないでしょ?!今朝おばさんが私に愚痴ってきたんだからね!それで結局私がしてるんだから!!」


いきなり会話が進行され、その会話が愚痴・・。


「はは。わりぃわりぃ。うちのお袋が花の水やりやれとかでうっさくてさ~♪」

男のほうはなぜか笑っているのに対し、女のほうは少し怒ってる。。。


「おばさんの手伝いしなきゃ駄目でしょ?!」

「花の水やりとかやってられっか!(笑)」

男のほうはやっぱり笑っている。

「何よそれぇ!竜はもっと親孝行しなさい!!!」

「お前に言われたくねぇし!(笑)」


「・・・・。」
『・・・・・。』

私も、周りにいたクラスの子たちも、その会話に終始驚いている。



その女の子こそが、山本さんだった―――
< 3 / 92 >

この作品をシェア

pagetop