◇彩色パズル◇

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「彩華。今日??」

「･･うん。」


決意してから一週間。


私は竜哉に告白する。




「呼び出すの??」

しーちゃんのその問いかけに、私は首を横に振った。


「見つけたら、その場で言う。」

「･･そっか。」



今は放課後だから、竜哉はきっと友達の教室へ行く。

その帰り、校門の近くにとおりかかったところで言う。




上手くいくなんて考えてない。


その逆だった。







自分の気持ちを伝えるだけに必死だった私は、付き合ってからのことや、振られてからのことを、まったく考えていなかった。