学校の王子様と恋愛リセット!?


『それじゃあ教室いこっか。』


「靴箱あっちよ。行きましょ。」


ナミと校舎のほうへ足を進める


『でも、不思議だよねー。ナツとは小学校からズーっと同じクラスなんてね。』


「ほんとスゴイ縁ね。」


『まぁ私は嬉しいからいいんだけどね。』


「着いたわよ。結構キレイね。」


中は白で統一されていてすごくキレイ。


天井はガラス張りになっていて幻想的。


私とナツは自分の所に靴を置き、上履きに履き替える。


廊下は広々としていてものすごく大きい。


私達は階段を上がって教室に向かう。


「ほんとキレイね。それにバカでかいから校内の道覚えるの大変そうね。」


『私覚えられそうにない・・・・。まぁ、いざとなればナツがいるから安心だネ。』


「人任せにしない!もう。しっかりしなさいよ」


『わかった、わかった。』


でもナツはほんとしっかりしてるよね!


でも本当に同じクラスで嬉しい。


「セーラ顔がニヤけてる・・・・。」


『へ?そう?』


セーラは頬っぺたを両手で押し上げる。


「何考えてたのよ~?」


教えたらまたバカにされそうだから教えてやんないっ!


『ん~?ひ・み・つだよー』


「何よ!教えなさいよ!」


『嫌だよーだ。知りたかったら捕まえてみなさいよーだ。まぁどうせナツの足じゃ、追いつかないだろうけど。』


ピキッ


ん?今ピキッて音が・・・。


不吉な音が右後ろから聞こえてきた。


...........ヤバッ。


そーっと振り返った瞬間。


「セェーラァーー!!!!!!!!!!!」


地獄からはいでたような声が廊下じゅうに響く。


ギャーーー!!!!


ヤバイ、怒らせちゃった!冗談なのに~!


こんな事なら言えばよかった・・。


ナツはお金のことや、怒ったとき足のスピードが格段速くなる。


もともとスポーツ万能なんだけど、自分から動く事はあまりなくて、動くとすれば何か賭けた時ぐらいかな・・・・。

って、そんなこと言ってる暇ないよ!


本気でヤバイ、逃げよ!

















< 10 / 120 >

この作品をシェア

pagetop