学校の王子様と恋愛リセット!?
『それじゃあ教室いこっか。』
「靴箱あっちよ。行きましょ。」
ナミと校舎のほうへ足を進める
『でも、不思議だよねー。ナツとは小学校からズーっと同じクラスなんてね。』
「ほんとスゴイ縁ね。」
『まぁ私は嬉しいからいいんだけどね。』
「着いたわよ。結構キレイね。」
中は白で統一されていてすごくキレイ。
天井はガラス張りになっていて幻想的。
私とナツは自分の所に靴を置き、上履きに履き替える。
廊下は広々としていてものすごく大きい。
私達は階段を上がって教室に向かう。
「ほんとキレイね。それにバカでかいから校内の道覚えるの大変そうね。」
『私覚えられそうにない・・・・。まぁ、いざとなればナツがいるから安心だネ。』
「人任せにしない!もう。しっかりしなさいよ」
『わかった、わかった。』
でもナツはほんとしっかりしてるよね!
でも本当に同じクラスで嬉しい。
「セーラ顔がニヤけてる・・・・。」
『へ?そう?』
セーラは頬っぺたを両手で押し上げる。
「何考えてたのよ~?」
教えたらまたバカにされそうだから教えてやんないっ!
『ん~?ひ・み・つだよー』
「何よ!教えなさいよ!」
『嫌だよーだ。知りたかったら捕まえてみなさいよーだ。まぁどうせナツの足じゃ、追いつかないだろうけど。』
ピキッ
ん?今ピキッて音が・・・。
不吉な音が右後ろから聞こえてきた。
...........ヤバッ。
そーっと振り返った瞬間。
「セェーラァーー!!!!!!!!!!!」
地獄からはいでたような声が廊下じゅうに響く。
ギャーーー!!!!
ヤバイ、怒らせちゃった!冗談なのに~!
こんな事なら言えばよかった・・。
ナツはお金のことや、怒ったとき足のスピードが格段速くなる。
もともとスポーツ万能なんだけど、自分から動く事はあまりなくて、動くとすれば何か賭けた時ぐらいかな・・・・。
って、そんなこと言ってる暇ないよ!
本気でヤバイ、逃げよ!