学校の王子様と恋愛リセット!?
_______------それから10分後・・・
「おまたせーーー!!」
パンを片手に走ってきたエリが到着。
「来た来た。ギリギリセーフね。」
『エリ!後はリュウ君だけだね。』
「まだリュウの奴来てないのか?たくっ、あい何してんだぁ?」
エリはパンを食べ、駅のほうを見ながら口を開く。
パンは昼ごはんかな。
もう誰も突っ込まないけど。
『今コウ君が電車の時刻表見て来てくれてるんだ。』
「チッ・・・・リュウの奴・・・。」
今まで黙っていたロー君が小声で毒を吐き出した。
リュウ君早く来て~~!!
ロー君を見るとベンチに左足を上げ、その上に左腕をかけている。
周りから見ると何ともガラが悪そうな人だ・・・。
根はいいんだけどね。
「電車の時刻分かったぞ。」
そこに時刻表を見に行っていたコウ君が帰ってきた。
「で、次の到着時刻はいつだ?」
ロー君が尋ねる。
コウ君は正確に報告した。
「後7分で到着する予定だ。今が11時58分だから、5分には着くだろう。まぁ、遅刻は決定的だがな。」
そう言うと、コウ君は大きな態度を取っているロー君の隣へ座った。
これはこれで絵になるな・・・。