学校の王子様と恋愛リセット!?
『か・回避成功ーー!ハァー、ハァー』
セーラは心の底から喜んだ。いくらナミでも教室で怒鳴り散らさないと思ったからだ。
セーラが教室に入ったすぐにナツもなだれ込んできた。
「あんた・・・・やるじゃない。ハァー、ハァー・・・・キツイ!」
セーラとナツは2人で息切れを繰り返している。
『ごめん、ごめん。そんなに怒るとは思ってなかって・・・・。』
「もういいわ。怒る気も失せたわ。ハハッ・・・・。」
『というか、私達目立ってるね・・・・。』
「まぁ、当然でしょ。知らない2人組みが、入学式早々全力+大声でで教室に飛び込んでくるなんてビックリするでしょう。」
息を整えて周りを見回す。
いろんな人たちの目線が私達に向いている。
男の子達は私達の方を向いて頬を染めている。
ナミカワイイもんねそりゃぁ頬も赤くなるよ。
「セーラ席につきましょう。」
黒板に自分の名前が書いている。
えっと・・・・。あたしの席は・・・・・あった。窓際の後ろから2番目ラッキー☆
『ナミは?どこの席?』
「私は窓際の一番後ろ!!!!セーラは?」
『うわっ!サイコーの席じゃん!私はナミの前。近くてよかった!』