学校の王子様と恋愛リセット!?


その後は校長先生の長~い・・長~い話を聞いた。


セーラはリュウ君にどう話しかけようか考えていたので、話なんか全然聞いてなかったけど。


「あれ?いつの間に式終わったんだろう・・・。」


セーラが気がついたときには1組から体育館を出て、教室にもどっていく所だった。


まぁーいっか。


えっと・・・この後は・・・。


いったん教室へ戻り挨拶をしたのち解散だったっけ。


今日は初日だから、午前中に帰れるんだぁ~♪


教室に帰り、椅子に腰掛ける。


クルッと体を半回転してナツに座ったまま向きあった。


『ナツ。今日バイトある?』


ナツは正式に高校を通うようになってからバイトに行くらしい。


「あるけど。3時からだからいったん家へ帰るわ。」


『じゃあ近くまで一緒に帰っていい?』


「もちろん!」


ナツの家は駅までの道にあるから少しだけ一緒に帰れるんだ!


セーラはナツに笑いかけ、前に向き直った。


小林先生が話し始める。


「お前ら生徒手帳配るぞー!」


前から自分の手帳が回ってくる。


ナツに手帳を渡すと、


「来た来たっ」


と、嬉しそうな声が聞こえてくる。


その後は小林先生がこれからのことや、学校の決まりをいろいろしゃべって今日の所は終了した。



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