学校の王子様と恋愛リセット!?
「セーラ!帰るわよ。」
廊下からナツの声がした。
『はーい!すぐ行く!』
セーラはナツの元へ駆け寄り、2人並んで一緒に歩き出す。
『ねぇナツー。』
「ん?」
『さっきの3人すごく人気があったね!』
「あぁあの3人この学年トップ3人組よ!」
『え?そうなの?でも他のクラスにも、カッコイイ子いるんじゃないかなぁ?』
「あの3人は別よ!だんとつだわ!私の目に狂いはないわよ!!!」
そうだった。
ナツの目はすごくて、今まで外れたことがない。
私が隠してることも全部ばれちゃうし、小さい変化にも気づく。
これはナツ特有の能力だと思う。
「で、その3人組がどうかしたの?」
『その3人組の1人、片山龍太って子いたでしょ?』
「あぁセーラの隣に座ってる髪がクリーム色の子でしょ。」
『そうそう。それで朝ナンパされた時助けてくれた男の子の話したでしょ。その男の子がリュウ君なの。』
「え?!じゃああんた達朝に1回あってるってこと?」
『まぁそうゆうこと。で、ナツに待ってもらってた時、お礼を言おうと思って話しかけようとしたんだけど、タイミングが悪くて言えなかったんだ・・・。それに、どう話しかけたらいいのかわかんない・・・・ナツ何かいい方法ない?』
「話しかけれる方法ねぇー。そうだなー・・・」
ナツは少し考える様子を見せ、ハッと顔を上げて私を見た。