学校の王子様と恋愛リセット!?


「セーラ料理得意でしょ?だから何か作って渡したらどう?」


料理は好きだけど・・・。


『でも、作ったものが嫌いなものだったり、アレルギー持ってたりしたら・・・。』


「なに弱気なこと言ってんの?ダメ!絶対渡しなさい!!!!」


ナツがグイグイ迫ってくる。


『そ・そうだね!よし!何作ろっかなぁ~・・・・。ベタにクッキーとかどうかな?』


「いいわね!アーモンドとか入れて~」


『うんうん!』


「あっ、あとチョコ絶対入れてね!チョコクッキー!!」


『・・・・・・。』


「後は・・『ナツ・・・。ナツが食べたいだけじゃないの?』」


ナツは舌をペロッと出してウインクした。―☆


カワイイ人は何やってもカワイイなぁ・・・・。


「ふふ・・。わかっちゃったぁ?でも、ちゃんとアドバイスしたんだからちゃんとあたしにも頂戴よ!!」


『リョーカイ!!!』


「じゃああたしここだから。」


いつの間にかナツの家の前に到着していた。


『うん。じゃあまた明日ね。バイバイ!!』


「絶対お礼言うのよ!」


『は~い』


ナツは私に笑いかけて、家に入っていった。


セーラはそのまま駅に向かい、電車に乗って自分の駅に降りる。


えーと、このままスーパーによって数日の晩御飯と朝食。


あと目的のクッキーの材料か・・・。


久しぶりにクッキー作るなぁ・・・。


スーパーに着きいつもより、ガランとしているスーパーで材料を買って店を出た。
















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