学校の王子様と恋愛リセット!?
それにしても朝からムカムカする・・・。
イライラした気持ちが言葉にも表れるのは仕方ないだろう。
「そうですね。オレは別にあんた達なんかに、はなっから興味ないんですよ。でもその女の子が嫌がってたんで、止めに来ただけです。てか、先輩も暇なんですね。」
オレは男共に、爽やかな笑みを向ける。
「「「は?」」」
オレが思ってた通りの反応。
ここまで息がそろうなんてすごいな。
オレは少し感心しながら、話を進めていく。
「だってこんな朝っぱらからナンパして、どうせサボるつもりだったんでしょ。そんな人が自分が先輩だなんてよく言える。」
あっ、思わずタメ口になっちゃった、あまいっか、どうせこうなると思ってたし。
「てめぇさっきから言いたい放題言いやがって」
3人が指を鳴らしながら、近づいてくる。
オレに勝てるかな?
小さいころからローやコウと喧嘩してたり何かと競い合ったりしてたから、こういうのは得意。
よし、最終手段発動!っと、その前に・・・
「そこの女の子目を閉じて、耳ふさいでて。」
さすがに女の子に見せられない。
女の子が素直に言うことを聞いたのを確認して、目の前の男共に向き直る。
オレはニッと口角を上げて襲ってきだした男共を蹴散らす。
全然手ごたえねーな・・。
オレはほんの数秒で片付け、彼らの間を歩いて女の子のもとへ近づいた。